PCを野外で操作する人

Adobe Acrobatでいつでも・どこでも働けるようにしよう!

2023/12/06

働き方改革関連法の施行や、新型コロナウイルスの流行をきっかけとして、働き方のパラダイムシフトが生まれました。従業員にとってよりよい働き方を模索する中で、いつでも・どこでも(Anytime、Anywhere)働けるワークスタイルを取り入れた方もいるのではないでしょうか。

これを機にツールや組織体制を見直して、従業員がパフォーマンスを最大限発揮できるように環境を整えることが大切です。

この記事では、これからの時代のよい働き方や、必要なツールを選ぶポイント、Adobe Acrobatを導入するメリットについてご紹介します。

これからの時代のよい働き方とは?

働き方を3点にわけて紹介
これからの時代のよい働き方

新型コロナウイルスが世界的に流行した結果、働き方改革のあり方が大きく変わりました。リモートワークやフレックスタイム制などの制度導入が進み、従業員がいつでも・どこでも(Anytime Anywhere)働くことができる企業が増えています。

これからの時代のよい働き方とは何でしょうか。ポストコロナ時代で求められる働き方の3つの条件を紹介します。

好きな場所で働くことができる

よい働き方の条件のひとつは、自宅、オフィス、カフェ、コワーキングスペースなど、従業員が働く場所を自由に選べることです。特に従業員が遠隔(リモート)で仕事をするリモートワークは、日本でも広く普及しつつあります。

リモートワークを導入するメリットは、従業員の通勤の負担がなくなり、育児や介護との両立がしやすくなる点です。企業にとっては離職率の低下や、柔軟な働き方がしたい人材の確保につながります。

例えば、スウェーデンの音楽ストリーミングサービス「Sportfy」は、6,500人以上の従業員が好きな場所で働くことができる制度を導入しました。その結果、2022年の離職率は全体で15%低下し、新しい従業員の雇用までにかかる時間も12.5%減少しています。

好きな時間に働くことができる

従業員が好きな時間に働くことができる環境づくりも大切です。従業員が働く時間を選べる制度の例として、フレックスタイム制が挙げられます。フレックスタイム制では、従業員に出社してほしい時間帯を「コアタイム」に設定し、それ以外の時間帯を自分の都合に合わせて出退勤できる「フレキシブルタイム」に設定します。

フレックスタイム制を導入するメリットは、従業員のやる気やモチベーションの向上、欠勤・遅刻・早退の減少などです。

また、従業員の生産性を維持しつつ、労働時間を短縮できます。アイスランドで4年間行われた大規模試験では、2,500人の週労働時間が40時間から約35時間に短縮され、ストレスなどの減少もみられました。

ワークライフバランスを維持して働ける

よい働き方を実現するための最後のポイントは、従業員のワークライフバランスを維持することです。ワークライフバランスとは、仕事(ワーク)と生活(ライフ)の釣り合いがとれ、どちらも充実した状態を指します。

ただ労働時間を減らすだけでは、ワークライフバランスの実現にはつながりません。社員によって「家族の介護と仕事の両立が難しい」「夜間などの非典型時間帯の方が仕事の効率が上がる」など、悩みはさまざまです。

社員一人ひとりのニーズを把握し、仕事と生活を両立できるような労働環境を提供するのが、よい働き方を目指すためのポイントです。

よい働き方にシフトする3つのメリット

よい働き方によって得られる3つのメリット
よい働き方にシフトすることによって得られる3つのメリット

よい働き方にシフトすれば、以下の3つのメリットが得られます。

  • ・生産性の向上
  • ・売上アップ
  • ・従業員の幸福度の向上

従業員がいつでも・どこでも(Anytime、Anywhere)働ける環境を整えることによって、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できるようになります。従業員の生産性が向上し、売上アップをはじめとした多くの成果を上げることが可能です。

また、従業員のストレスを軽減し、幸福度やウェルビーイングの改善にもつながります。

生産性の向上

従業員のニーズに合った柔軟な働き方を取り入れれば、生産性の向上が期待できます。

例えば、米国、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、APAC(アジア太平洋)の3つの地域を対象とした調査では、従業員が働く時間を自由に選べる制度を導入した結果、43%の従業員で生産性の向上がみられました。

従業員によって、仕事の効率が上がる場所や時間は違います。労働環境を改善し、従業員に多くの選択肢を示すことで、生産性の向上につながります。

売上アップ

従業員が自分の能力を最大限発揮できる環境を整えることで、売上アップにもつながります。

例えば、IBMの調査では、従業員エクスペリエンス(会社や仕事への満足度)の上位25%の企業と下位25%の企業を比べると、ROS(売上高利益率)に2倍の差があることが分かりました。

よい働き方にシフトすると、従業員の仕事の効率や生産性が改善され、売上への貢献度が向上します。また、従業員がより意欲を持って接客業務に従事することで、従業員エクスペリエンスだけでなく、カスタマーエクスペリエンス(顧客満足度)の改善も期待できます。

従業員の幸福度の向上

従業員が快適に働ける環境をつくるには、ストレスやウェルビーイング(心身が健康で満足した状態)にも着目する必要があります。

リモートワークやフレックスタイム制を導入すれば、残業時間が減少し、働き方の選択肢が増えます。育児や介護との両立や、自分の希望に合った働き方ができるようになり、従業員の幸福度を向上させることが可能です。


Microsoftの調査によると、会社でのウェルビーイングやワークライフバランスは、従業員の転職理由のうち上位5つに挙げられています。 優秀な従業員を維持するためにも、働く時間や場所を自由に選べる制度を導入しましょう。

よい働き方を実現するためのポイント

よい働き方を実現するためのポイント
よい働き方を実現するための3つのポイント

今よりもよい働き方を実現するためのポイントは3つあります。

  • ・自社に最適なツールを導入する
  • ・組織のルールやガイドラインを作成する
  • ・チーム体制を見直す

まずは働く場所や時間にとらわれず、従業員が普段どおりに仕事をするためのツールを導入しましょう。ツール導入にともなって、組織のルールやガイドライン、プロジェクトを進めるためのチーム体制を見直す必要もあります。

自社に最適なツールを導入する

チームが共同で作業できるようにするためには、さまざまなツールの導入が必要です。Web会議システム、ビジネスチャットツール、オンラインストレージ、グループウェアなどのクラウドサービスがその一例です。

しかし、クラウドサービスを次々と導入し、ツールが乱立状態になると、かえって生産性が低下してしまいます。従業員がそれぞれで異なるツールを利用している場合、チームの分断につながりかねません。

ツールを導入するときは、チームが働く上で最適なツールを選ぶことが大切です。例えば、さまざまな機能がひとつにまとまったオールインワンパッケージなら、チームの分断を防ぎ、ワークフローを一本化できます。

組織のルールやガイドラインを作成する

新しい働き方の導入に当たって、組織のルールやガイドラインを作成しましょう。勤務地や勤務時間に関する事柄を変更する場合は、就業規則を見直し、変更点を従業員に知らせる必要があります。

また、Web会議システムやビジネスチャットツールなどのツールは、導入したら終わりではありません。ツールの使い方や使用上の注意点をガイドラインにまとめて、従業員が自分の仕事に活かせるようなサポートが欠かせません。

特にリモートワークの場合、従業員が一人ひとり別の場所で仕事をするため、会社がきちんと業務方針を伝えることが大切です。

チーム体制を見直す

リモートワークやフレックスタイム制を導入すると、これまでよりもチーム内のコミュニケーションが困難になります。チームとしての生産性を損なわないため、共同作業のあり方やコミュニケーションのとり方を見直しましょう。

具体的には、以下の2点を決める必要があります。

  • ・チームの意思決定における管理者(上司)の権限や役割
  • ・チームメンバーのパフォーマンスを評価する方法

新しい働き方に合わせて、チームのリーダーや人事評価の方法を改善しましょう。

よいツールに共通する条件とは?

クラウド上でやり取りを行う人々
よいツールに共通する条件

よい働き方を実現するには、チームにとって本当に役立つよいツールを導入する必要があります。チームの生産性を高め、共同作業を効率化するためのよいツールの条件は3つあります。

  • ・相互につながったエコシステム
  • ・インテリジェンス
  • ・場所を選ばず働くための機能

ツールを次々と導入すると、個々のツールを効果的に運用できず、かえって生産性が低下します。まずは単一のプラットフォームを導入し、徐々に必要なツールを追加していくことが大切です。

相互につながったエコシステム

よいツールの条件のひとつは、個々のツールが分散せず、相互につながったエコシステムになっていることです。エコシステムは自然の生態系からとられた言葉で、個々のツールが有機的に組み合わさり、シナジー効果を生み出している状態を指します。

例えば、クラウドサービスでは、API連携やWebhook(ウェブフック)などの方法によって、他のツールとシームレスに連携できます。既存のシステムをベースにしながら、必要に応じて外部ツールを統合していくことで、短期間でスムーズにエコシステムを構築可能です。新規のIT投資も抑えられるため、費用対効果の高い手法でもあります。

インテリジェンス

インテリジェンスとは、コンピューターやソフトウェアの力を使って、人間の知的作業の一部を自動化することを意味します。新しくツールを導入する場合は、「そのツールの導入によって、どのような作業を置き換えられるか」に着目しましょう。

優先度が高いのは、紙やハンコが必須のアナログ作業や、決まった繰り返しが多い定型的な作業です。こうした作業を優先的に自動化すれば、従業員がよりその人らしい作業に集中できます。

業務効率化に加えて、従業員のやる気や生産性の向上につながるのが、インテリジェンスのメリットです。

場所を選ばず働くための機能

リモートワークやフレックスタイム制を導入するには、従業員が場所を選ばず働くための機能を持ったツールが必要です。例えば、Webブラウザ上で動作するクラウドサービスなら、本社、サテライトオフィス、自宅、外出先など、場所を選ばず作業できます。

また、コンピューター、スマートフォン、タブレットなど、さまざまな端末から使えるマルチデバイス対応であることも重要です。特にモバイル端末に対応したツールなら、外出先や移動中にツールを利用し、スキマ時間を有効に使えるようになります。

オンラインで使えることとマルチデバイスで使えることの2点は、よいツールであるための必須条件のひとつです。

Adobe Acrobatをおすすめする理由

PCで作業を行う人々
Adobe Acrobatをおすすめする理由

よいツールの3つの条件を満たすのが、Adobe Acrobatです。Adobe Acrobatというと、PDFの閲覧や署名、編集が可能なツールのイメージがあるかもしれません。

Adobe Acrobatは、文書業務や契約業務をひとつのツールで遂行可能なオールインワンソリューションでもあります。Microsoft 365をはじめとしたさまざまなツールと連携可能なため、Adobe Acrobatをベースにして、必要な機能をどんどん拡張していくことが可能です。

Adobe Acrobatでよい働き方を実現しよう

PCで作業を行う2人
Adobe Acrobatでよい働き方を実現しよう

Adobe Acrobatを導入すれば、なぜよい働き方の実現につながるのでしょうか。Adobe Acrobatには、労働環境の改善につながる3つの機能があります。

  • ・Web and Mobile
  • ・共有レビュー機能
  • ・ストレージ

Adobe Acrobatなら、いつでもどこでも文書業務や契約業務を行うことができます。複数人での共有レビューや、他社のクラウドストレージサービスとの連携によって、チームの共同作業を効率化することが可能です。

Web and Mobile

Adobe Acrobatは、Webブラウザ、デスクトップアプリ、モバイルアプリの3つの方法で利用できます。

Acrobat デスクトップアプリ オフィスのコンピューターなどから、デスクトップでPDFや電子サイン機能が利用可能
Acrobat Reader モバイルアプリ スマートフォンやタブレットから、外出先でもPDFの注釈・署名・共有などが可能
Acrobat Web(ブラウザ版) 任意のWebブラウザを使用し、PDFに関する作業をワンストップで実現

オフィス、外出先、自宅など、Adobe Acrobatならいつでもどこでも作業できます。Acrobat サブスクリプションに登録すると、モバイルでPDFの編集や書き出し、複数のPDFの結合など、より高度な機能を利用可能です。

共有レビュー機能

チームの共同作業をサポートするのが、Adobe Acrobatの共有レビュー機能です。共有レビュー機能を活用すれば、複数人のチームメンバーでPDFを共有し、リアルタイムにレビューを行うことができます。

電子メールなどを経由してレビューを行う場合、承認者が多ければ多いほど時間がかかり、手戻りの際の損失も大きくなります。共有レビュー機能なら、承認者全員がその場でレビューし、合意を形成することが可能です。

Adobe Acrobatを用いて PDFのレビュー用URLを発行すれば、承認者がAcrobat (有料版)を持っていなくても、WebブラウザやAcrobat Reader(いずれも無償) からレビューを行うことが可能です。

ストレージ

Acrobat (有料版)には、100Gのストレージが利用可能なDocument Cloudが付属しています。また、Adobe Acrobatは、他社のクラウドストレージサービスとも連携可能です。例えば、box、Dropbox、Google Drive、OneDrive、SharePointなどのクラウドストレージサービスと連携し、PDFをAcrobatから直接保存・呼び出し・共有できます。

Adobe Acrobatでよい働き方へシフト!

PCで予定を確認する人
Adobe Acrobatでよい働き方へシフトしよう

よい働き方を実現するには、従業員のワークライフバランスに配慮し、働く場所や時間を自由に選べるようにする必要があります。よい働き方の実現に欠かせないのが、チームの共同作業を効率化するよいツールです。

よいツールには、個々のツールが分散せず、エコシステムとなっていること、定型的な作業を置き換えられること(インテリジェンス)など、いくつかの条件があります。

よいツールをお探しの方は、いつでもどこでも文書業務や契約業務を行うことができるAdobe Acrobatを導入しましょう。

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